あれは確か、週末の午後だったと思います。何気なくトイレを使おうとして、ふと床に目をやると、なんだかじめっとしていることに気づきました。広陵町で排水管つまりを交換した配管をリフォームすると最初は掃除が行き届いていなかっただけかな、と思ったのですが、よく見ると便器の裏側あたりから、ゆっくりと水が滲み出ているようです。最初はほんのわずかな水滴でしたが、時間が経つにつれてその範囲が広がっていくのが分かり、途端に心臓がバクバクし始めました。これはまずい、水漏れだ、と頭の中が真っ白になりました。 どこから漏れているのか確かめようと、恐る恐る便器の後ろを覗き込んでみました。三木市で水道修理が漏水した排水口を交換すると水が滲み出ているのは、どうやらトイレタンクにつながっている給水管のようです。正確には、給水管が壁から出てきて、タンクの横に接続されている部分のあたりが濡れていました。パイプ自体に亀裂が入っているようには見えませんでしたが、接続部分が濡れているということは、パッキンが劣化しているか、あるいはナットが緩んでいる可能性が考えられました。しかし、素人の私にはそれ以上詳しいことは分かりません。ただ、このまま放置すれば、床が傷むだけでなく、マンションなので階下の方にご迷惑をかけてしまうという焦りが募るばかりでした。 とにかく、これ以上水が出続けるのを止めなければなりません。以前、水道のトラブルについて調べた時に、止水栓というものの存在を知っていたことを思い出しました。慌ててトイレの給水管をたどり、タンクのすぐ横あたりに壁から出ている管に、小さなハンドル式の止水栓が付いているのを見つけました。これを回せば水の供給が止まるはず、と教えられた通りに右に回してみると、タンクに水が流れる音が止まりました。これで一旦は安心できる、とホッとしましたが、すでに漏れ出した水の後始末をしなければなりません。タオルや雑巾を総動員して床の水を拭き取り、今後漏れてくる可能性のある水をキャッチするために、念のためバケツを設置しました。 水の流れは止まったものの、根本的な解決にはなっていません。このままではトイレが使えないですし、原因を特定して修理しなければ再び漏れる可能性があります。自分で直せるものなのか、それとも専門業者に頼むべきなのか、しばらく悩みました。インターネットで「トイレ 給水管 水漏れ」と検索すると、パッキン交換の方法やナットの締め直し方などがたくさん出てきました。自分でもできるかも、という気持ちが湧いてきましたが、工具も手元になく、万が一失敗してもっとひどい状態にしてしまったらどうしよう、という不安の方が大きかったのです。結局、餅は餅屋だと思い直し、プロの水道修理業者に依頼することに決めました。 いくつかの業者を調べて、電話で問い合わせてみたところ、すぐに来てくれるという業者が見つかりました。駆けつけてくれた担当の方は、見るなり「あぁ、これは給水管の接続部分のパッキンの劣化ですね。よくあるケースですよ」と落ち着いた様子で仰いました。古いパッキンを取り外し、新しいものに交換する作業は、手慣れたものであっという間に終わりました。ついでに、他の接続部分もチェックしてくれ、緩みがないか確認してくださいました。作業が終わって止水栓を開けてもらうと、もう水漏れは一切ありませんでした。本当に助かりました。今回の経験を通じて、水回りのトラブルは初期対応が重要であること、そして無理に自分で直そうとせず、専門家の力を借りることも大切だということを痛感しました。これからも、水のトラブルには慌てず、しかし迅速に対処していこうと思います。