鍵のない部屋に、一時的でも良いから鍵をかけたい、という状況は意外とあるものです。例えば、来客時にプライベートな空間を保護したい、DIYで一時的に作業スペースを区切りたい、など。この記事では、鍵のない部屋に簡単に鍵をかける方法を、いくつか紹介します。最も簡単な方法は、「つっぱり棒」と「布」を使う方法です。ドア枠の幅に合わせた長さのつっぱり棒を用意し、ドアの内側に突っ張ります。そして、ドアとつっぱり棒の間に布を挟み込むことで、ドアが開かないように固定します。布は、厚手のものや滑りにくい素材を選ぶと、より効果的です。次に、「ドアストッパー」を使う方法です。ドアストッパーは、ドアの下に差し込んで、ドアが開かないように固定する道具です。ドアストッパーには、様々な種類がありますが、ゴム製やシリコン製のものが、床を傷つけにくく、滑り止め効果も高いためおすすめです。ドアストッパーをドアの下に差し込み、ドアを閉めることで、簡易的な鍵の代わりになります。ただし、ドアストッパーは、外側から強い力を加えると外れてしまう可能性があるため、注意が必要です。「南京錠」と「チェーン」を使う方法もあります。ドアとドア枠に、それぞれチェーンを通すための穴を開け、チェーンを通します。そして、チェーンの両端を南京錠で繋ぐことで、ドアを施錠します。この方法は、比較的強度が高いですが、ドアやドア枠に穴を開ける必要があるため、賃貸物件などでは注意が必要です。また、「ベルト」を使う方法も、手軽で効果的です。ドアノブにベルトを通し、ドア枠に引っ掛けることで、ドアが開かないように固定します。ベルトは、革製や布製など、ある程度の強度があるものを選びましょう。ただし、この方法も、外側から強い力を加えると外れてしまう可能性があるため、注意が必要です。「S字フック」を2つ使う方法もあります。ドアノブとドア枠に、それぞれS字フックを引っ掛け、2つのS字フックを連結することで、ドアが開かないように固定します。S字フックは、100円ショップなどでも手軽に入手できます。これらの方法は、あくまで一時的な対策であり、本格的な鍵の代わりにはなりません。長期間、鍵のない部屋を施錠する必要がある場合は、鍵の専門業者に依頼して、鍵を取り付けることを検討しましょう。
鍵のない部屋を簡単に施錠する方法